地球温暖化や再生可能エネルギーに関して学べる場所がないかと探してみたら川崎市に「かわさきエコ暮らし未来館」という施設があることがわかり、行ってきました。隣にある浮島太陽光発電所の見学もできました。
かわさきエコ暮らし未来館のホームページはこちら
かわさきエコ暮らし未来館とは
かわさきエコ暮らし未来館は2011年に当時国内最大級の浮島太陽光発電所の運転開始に合わせてオープンした環境学習施設だそうです。
川崎市はかつて川崎ぜんそくなどの深刻な公害を経験し、公害克服の過程で集積した高度な環境技術やエネルギー有効活用などのノウハウをもっているそうです。おそらくその一環もあって市民の環境問題への意識啓発や川崎市の環境の取り組みについての情報発信をしています。
アクセス
川崎駅から浮島バスターミナル行きバスで約40分です。
浮島という埋立地にあり、多摩川をはさんで反対側は羽田空港になります。
バスターミナルからは結構歩きます。行ったのはかなり暑い日だったのでちょっとめげましたが、着いてみれば屋内なのでもちろん大丈夫です。
かわさきエコ暮らし未来館の中に入りましょう
まずは入り口で記念撮影をし、
入ってすぐにあるのが巨大な航空写真のある床です。
なかなか壮観。地図が好きな私はいろいろ見入ってしまいました。
しっかり自分のいるところもわかります。羽田空港のすぐ近くなんですね。
2階にあがるとエコに関する展示があります。
ビデオでの説明やパネル展示です。
ひとわたりざっとみるとエコや温暖化に関する概要がわかるようになっています。
20分くらいでざっと見て回りました。
次はお待ちかねの太陽光発電所の見学です。
浮島太陽光発電所見学
1時間に1回くらい(ちょっと忘れた)隣接している浮島太陽光発電所の見学のミニツアーがあります。
それでは行ってみましょう。
かわさきエコ暮らし未来館からは300mくらいです。
普段は鍵がかかっていますが、中に入って近くから見ることができます。
太陽光パネルがこんなに並んでいるのは始めて見ました。ちょっとうれしい。
ガイドの方から詳しく説明をいただきました。
- 本当はエネルギー効率からいうと30度くらいの角度立ち上げて太陽に向いたほうがいいが実際は10度にしてあります。理由は2つ。北風の影響を減らし、コンクリートの基礎を軽くして経済化を図っています。また、前と後ろのパネルを近づけられるのでたくさんパネルを置けるのです。
- この太陽光発電所の場所は埋立地ですが、下の方に焼却炉の灰を埋めて、その上に盛り土してあります。何年か経つと40cmくらい地盤沈下する可能性がたかいですが、どこが沈下するのかわからないので太陽光パネル6枚を一組にしてコンクリートの台に乗せています。地盤沈下の心配のない隣の扇島の太陽光発電所は48枚ものパネルをまとめて台に乗せているのとは違うんです。
- 最近はドローンで太陽光パネルの故障を調べたりしています。
なるほど。よくわかりました。ありがとうございました。
2011年にこの発電所ができたときには7000kWという発電出力は日本最大級でしたが、その後大規模な太陽光発電所がどんどんできて2019年現在岡山県にある「瀬戸内Kirei太陽光発電所」が235MWで最大で、この発電所の300倍以上の出力となっているそうです。
しかしこちらは羽田空港のすぐとなり。見学している間にもどんどん飛行機が飛んできていました。
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